この記事で分かること
- 栗林公園はミシュラン・グリーンガイドで3つ星を獲得した、日本最大級の特別名勝庭園
- 入園料は大人500円。高松駅からJRで約10分とアクセスも良い
- 飛来峰・偃月橋・掬月亭など、日本庭園の美しさを凝縮したスポットが揃う
- 早朝入園(夏は5:30〜)と秋の紅葉・春の桜シーズンが特におすすめ
- 所要時間の目安は1.5〜2時間。高松城(玉藻公園)と組み合わせて半日観光が可能
栗林公園とは|日本が誇る特別名勝庭園
栗林公園は香川県高松市にある回遊式庭園で、1953年に国の「特別名勝」に指定された日本最大級の大名庭園。2009年にはミシュラン・グリーンガイドで最高評価の3つ星を獲得し、国際的な注目を集めている。
造園が始まったのは1631年。讃岐国の領主・生駒氏が南湖エリアを築き、その後、初代高松藩主・松平頼重から5代目・松平頼恭まで約100年をかけて現在の姿に整えられた。
総面積は約75ヘクタールで、庭園部分だけで16.2ヘクタール。6つの池と13の築山、そして背後にそびえる紫雲山が一体となった景観は、日本庭園の理想形として長く評価されてきた。
ポイント
ミシュラン・グリーンガイドの3つ星は「わざわざ旅行する価値がある」を意味する最高評価。栗林公園はこの評価を得た日本有数の庭園のひとつ。
入園料と営業時間
入園料は大人500円。季節によって開園時間が変わる点に注意が必要だが、年中無休で通年楽しめる。
| 区分 | 料金 |
|---|---|
| 大人(高校生以上) | 500円 |
| 小人(小学生〜中学生) | 170円 |
| 団体(20人以上)大人 | 400円 |
| 団体(20人以上)小人 | 140円 |
| 年間パスポート(1人) | 3,180円 |
情報
1月1日(元日)と3月16日(開園記念日)は無料入園日。この日は混雑が予想される。
| 月 | 開園時間 | 閉園時間 |
|---|---|---|
| 1月 | 7:00 | 17:00 |
| 2月 | 7:00 | 17:30 |
| 3月 | 6:30 | 18:00 |
| 4〜5月 | 5:30 | 18:30 |
| 6〜8月 | 5:30 | 19:00 |
| 9月 | 5:30 | 18:30 |
| 10月 | 6:00 | 17:30 |
| 11月 | 6:30 | 17:00 |
| 12月 | 7:00 | 17:00 |
アクセス|高松駅・高松空港からの行き方
高松駅から電車で約10分と、市内中心部からのアクセスは非常に良い。高松空港からも直通バスが運行しており、空港→公園の乗り換えなし移動も可能。
高松駅から栗林公園へ(電車・バス)
最速ルートはJR高徳線。高松駅から栗林公園北口駅まで約6分(運賃190円)、そこから徒歩4分で北門に到着する。
| 手段 | 所要時間 | 費用 | 最寄り出入口 |
|---|---|---|---|
| JR高徳線(高松→栗林公園北口駅) | 約10分(電車6分+徒歩4分) | 190円 | 北門 |
| ことでん(高松築港→栗林公園駅) | 約17分(電車7分+徒歩10分) | 230円(要確認) | 東門 |
| 路線バス(高松駅・築港乗り場) | 約20分 | 200円程度(要確認) | 正面入口すぐ前 |
高松空港から栗林公園へ
ことでんバスの空港リムジンバスが栗林公園前に停車する。乗り換えなしで約23〜28分。
空港を出てすぐのバス乗り場からリムジンバスに乗車し、「栗林公園前」で下車する。バス停から公園入口まで徒歩1分。フライト後、スーツケースを持ったまま直行できるため、空港着の当日観光にも向いている。
車でのアクセス・駐車場
東門・北門前に県営駐車場がある。収容台数が少ないため、週末や繁忙期は公共交通機関の利用を推奨する。
- 東門駐車場:乗用車30台、バス13台
- 北門前駐車場:乗用車32台
- 駐車料金:乗用車25分/100円
園内の見どころ|外せないスポット5選
南庭と北庭の2エリアに分かれる園内には、江戸時代から続く建物や、角度によって表情が変わる池・橋がある。以下が特に訪れる価値のあるスポット。
飛来峰(ひらいほう)
南湖を見下ろす小高い丘。栗林公園を代表する眺望スポットで、池・橋・紫雲山が一枚のフレームに収まる。
午前9時前に訪れると光の向きがよく、水面の反射も穏やかで撮影しやすい。観光客が少ない早朝は、池と山を独占するような時間が続く。
偃月橋(えんげつきょう)
南湖に架かるアーチ型の木橋。橋の上から掬月亭と紫雲山を望む構図は、栗林公園で最も写真映えする場所のひとつ。
橋のアーチが水面に映り込む「鏡面反射」が美しく、朝の無風時が最も条件が整う。和装での撮影スポットとしても利用されている(要確認)。
掬月亭(きくげつてい)で抹茶を飲む
江戸初期に建てられた数寄屋造りの茶室。南湖に面した縁側に座り、抹茶と和菓子を楽しみながら庭を眺められる。
| メニュー | 料金 |
|---|---|
| 抹茶(お菓子付き) | 700〜800円 |
| 煎茶(お菓子付き) | 600円 |
営業時間は9:00〜16:30(最終受付16:00)(要確認)。縁側から池の向こうに紫雲山が広がり、庭の散策後に立ち寄りやすい位置にある。
花園亭の朝粥(はなぞのてい)
北湖畔に位置する休憩施設。早朝7:00から朝粥を提供しており、開園直後に訪れる観光客に人気がある。
料金は1,300円〜(要確認)。静かな朝の庭園で温かい粥をいただくのは、夕方以降には体験できない時間の使い方だ。
商工奨励館(しょうこうしょうれいかん)
1899年建築の歴史的建物。公園の歴史展示、香川の伝統工芸品の販売・実演、カフェが入っている。
2階ではジョージ・ナカシマ(日系アメリカ人の世界的家具デザイナー)の家具が展示されており、庭園文化と近代デザインが交差する空間になっている。南庭を望むベランダからの眺めも見どころのひとつ。
ベストシーズンと訪問のコツ
栗林公園は年間を通じて楽しめるが、春の桜と秋の紅葉が特に評判が高い。混雑を避けるなら平日の早朝がおすすめ。
| 時期 | 見どころ | 混雑度 |
|---|---|---|
| 3〜4月(春) | 約300本の桜・百花繚乱 | 高(特に週末) |
| 6〜8月(夏) | 緑が濃く、早朝霧が出やすい | 中 |
| 10〜11月(秋) | 紅葉・落ち葉の絨毯 | 高(特に11月) |
| 12〜2月(冬) | 人が少なく静か・冬枯れの趣 | 低 |
ポイント
平日の早朝(開園〜9:00)は観光客が少なく、水面の反射も美しい。夏は5:30から開園するため、朝食前に1時間だけ立ち寄る使い方もできる。
所要時間の目安は南庭のみなら60分、北庭まで含めると1.5〜2時間。茶室での休憩や商工奨励館の見学を加えると2時間以上になる。
高松の宿泊と周辺観光
栗林公園は半日で回れるため、高松市内の観光とセットにするか、四国内の移動拠点として宿泊するプランが定番。
高松城(玉藻公園)との組み合わせ
高松城は日本三大水城のひとつで、海水を引き込んだ堀が特徴。栗林公園から市内中心部へ移動して立ち寄れる。
- 栗林公園(1.5〜2時間)→ JRで高松駅方面へ移動
- 玉藻公園・高松城跡(1〜2時間)→ 艮櫓・月見櫓など重要文化財を見学
- サンポート高松(散策・夕食)→ 高松シンボルタワー周辺でショッピングや食事
情報
玉藻公園の入園チケット提示で栗林公園の入園料が割引になる相互割引制度あり(要確認)。順番は玉藻公園を先に訪れること。
高松市内には讃岐うどんの名店も多く、庭園観光のあとにうどんで締めるルートが、訪日外国人の旅行者に人気だ。
まとめ
栗林公園は入園料500円で、ミシュラン3つ星の日本庭園を体験できる、高松観光のハイライト。アクセスも良く、早朝から開いているため、四国旅行の日程に組み込みやすい。
- 入園料:大人500円、年中無休
- 高松駅からJR約10分でアクセス可能
- 見どころ:飛来峰・偃月橋・掬月亭(抹茶700〜800円)
- おすすめ時期:春(3〜4月)・秋(10〜11月)、混雑を避けるなら平日早朝
- 高松城(玉藻公園)と組み合わせた半日観光が効率的


