香川うどん聖地巡礼ガイド|初めての人の回り方・おすすめ店・費用まとめ

この記事で分かること

  • 初めてでも迷わない「店のタイプ・移動手段・時間帯」の3つのポイント
  • セルフ式うどんの具体的な注文の流れ(手順つき)
  • おすすめ店5選と最新の営業時間・定休日・価格
  • 半日コース・1日コースのモデルプランと費用目安
  • 東京・大阪・福岡からの高松へのアクセスと料金

香川うどん巡礼、まず知っておくべき3つのこと

店に着いてから「何をすればいい?」と固まるのは、香川うどんあるあるだ。「店のタイプ」「移動手段」「時間帯」の3点を事前に押さえておけば、初日からスムーズに動ける。

①店のタイプは3種類:注文方法がまったく違う

香川のうどん店はタイプによって注文の流れが異なる。初めての人はセルフ式から入るのが無難。

タイプ特徴価格目安注文の流れ
セルフ式トッピングを自分で取り、精算する。人気店に多い180〜400円カウンターで麺注文 → トッピング取得 → 精算
一般店席についてメニューから注文する500〜800円席に着いてから注文・配膳
製麺所型製麺所に併設。地元客が多く早朝から営業100〜300円店ごとに独自ルール(事前確認推奨)

セルフ式では「並んでいる間にトッピングを決めておく」が暗黙のマナーだ。列が進む速度は意外と速く、カウンター前で固まると後ろが詰まる。玉数は「小(1玉)」か「中(2玉)」から選べる店がほとんどで、複数店を回るなら小を基本にすると最後まで食べ続けられる。

②移動手段:郊外の名店にはレンタカーかうどんタクシー

山越・がもうなど有名店の多くは郊外に立地しており、公共交通だけでは効率よく回れない。

  • レンタカー:自由度が高く最もコスパがよい。高松駅周辺の最安値は1日4,000円〜。要普通免許
  • うどんタクシー:うどん専任ドライバーが案内。筆記・実地・手打ち試験をクリアした乗務員。料金は1時間5,400円から(30分単位で延長可)。予約はudon-taxi.com
  • 公共交通:高松市街の店に限定すれば利用可。郊外の山越・がもうへは実質不可

③時間帯:9時スタートを前提に計画する

香川のうどん店の大半は13:00〜15:00に閉まる。麺が売り切れれば時間前でも終了する。

がもうは14:00(土祝13:00)、山越は13:30が閉店時刻だが、繁忙日は正午すぎに「玉切れ」の看板が出ることもある。「14時ならまだ大丈夫」という感覚で向かうと、閉まっている扉と向き合うことになる。朝8:00〜9:00に1軒目を訪問する前提で計画を組むのがベストだ。

絶対外せないうどん店5選【最新情報】

知名度・アクセスのしやすさ・個性のバランスで選んだ5店。営業時間・定休日は変動するため、訪問前に公式サイトか電話で必ず確認してほしい。

山越うどん(綾川町):釜玉発祥の聖地で必ず一度は食べるべき一杯

釜からあげたばかりの熱い麺に卵を割り入れる「かまたま」の発祥店。卵が麺に絡む瞬間の香りは、他では再現できない。

外観は素朴な地方の食堂そのものだが、休日の駐車場は開店前から埋まりはじめる。行列は長く見えても回転が速く、15〜20分待てば食べられることが多い。玉数を決めたら卵を受け取り、自分でどんぶりに落とす。混ぜながら食べると最後まで温度が保たれる。

  • 営業時間:9:00〜13:30
  • 定休日:水曜・日曜(GW・お盆・年末年始は臨時休業あり)
  • かまたま価格:1玉350円、2玉450円、3玉550円
  • 住所:香川県綾歌郡綾川町羽床上602-2
  • アクセス:高松市内から車で約20〜30分

がもううどん(坂出市):地元客率が高い証拠、それが旨さの本質

坂出市の田園地帯に立つ昭和34年創業の名店。観光客より地元の常連客の割合が高く、注文の流れを見て学べる。

麺を受け取ってぬるめのだしを注ぎ、好きな天ぷらを皿に取る。小屋のような建物の外で立ったまま食べている人も多い。田んぼを背景に青空の下でうどんを食べるのは、高松市内の店では味わえない体験だ。

  • 営業時間:平日8:30〜14:00、土・祝8:30〜13:00(麺切れ次第終了)
  • 定休日:日曜・月曜
  • 価格:小(1玉)180円、大(2玉)280円、特大(3玉)380円
  • 住所:香川県坂出市加茂町420-1
  • アクセス:高松市内から車で約20分。駐車場あり

うどんバカ一代(高松市街):朝6時から開くから1軒目に最適

高松市中心部から近く、年中無休(元日除く)で朝6時から営業する。遠征組の「初めの1杯」として機能する店だ。

名物は「釜バターうどん」。バターと卵黄がだしと混ざったカルボナーラ風の一杯で、他の讃岐うどんとは一線を画す。朝イチで腹を満たしてから郊外の名店に向かうルートが組みやすい。

  • 営業時間:6:00〜18:00
  • 定休日:元日のみ(ほぼ年中営業)
  • 住所:香川県高松市多賀町1-6-7
  • アクセス:高松駅から車で約5分。周辺に複数の駐車場あり
  • 注意:価格は公式サイトで要確認

わら家(屋島・高松市):古民家の空間ごと楽しむ観光向けの一杯

江戸時代末期の茅葺き農家を改装した建物で食べる釜揚げうどんが名物。食事と観光を兼ねたい人に向く。

通常は9:30〜17:30と遅くまで営業しているため、昼過ぎのすき間時間に立ち寄れる数少ない選択肢だ。ただし、2026年2月時点で電気設備改装工事のため臨時休業中。訪問前に公式サイト(wara-ya.co.jp)または電話(087-843-3115)で営業状況を確認すること。

  • 通常営業時間:9:30〜17:30(ラストオーダー17:00)
  • 定休日:なし(年中営業)
  • 住所:香川県高松市屋島中町
  • アクセス:ことでん屋島線・屋島駅から徒歩約10分。駐車場150台
  • 【重要】2026年2月時点で臨時休業中。再開日は公式サイトで確認

長田うどん in 香の香(善通寺市):徳利のだしで食べる元祖釜揚げ

善通寺市にある老舗。小さな徳利に入ったあたたかいだしをうどんにかけて食べるスタイルが独特だ。

ゆっくりとほぐれていく柔らかい釜揚げ麺と、徳利から注ぐ甘みのあるだし。山越のかまたまとは対照的に、静かに時間をかけて食べる一杯だ。西エリアに足を伸ばす際はモデルコースに組み込みやすい。

  • 営業時間:9:00〜15:00(要確認)
  • 定休日:水曜・木曜(要確認)
  • 住所:香川県善通寺市金蔵寺町
  • アクセス:高松市内から車で約30〜40分
  • 注意:営業時間・定休日は変更が多い。訪問前に電話(0877-63-5921)で確認推奨

セルフ式うどんの注文の流れ(初めての人へ)

セルフ式は初めて見ると戸惑うが、手順を把握しておけば問題ない。並んでいる間に前の人の動きを観察するのも有効だ。

  • ①カウンターで玉数(小/中)と温度(温かい/冷たい)を伝える
  • ②麺の入ったどんぶりを受け取る
  • ③温かい場合は麺を網に入れ、熱湯に7〜8秒浸して温める(セルフ温め)
  • ④薬味コーナーでネギ・天かす・ごまなどを取る
  • ⑤だしを注ぐ(自分で注ぐか店員が注ぐかは店による)
  • ⑥天ぷら・おにぎりなどを選んでトレーに乗せる
  • ⑦レジで精算して席へ

「半セルフ」と呼ばれる形式では、温めとだしかけまで店員が行う。並んでいるときに前の人の動きを見れば、その店のスタイルは自然とわかる。現金払いが基本の店が多いため、小銭と1,000円札を多めに用意しておくこと。

高松へのアクセス

東京・大阪・福岡から高松への主なルートと費用目安をまとめた。時期・便・予約タイミングで変動するため、最新の価格は各予約サイトで確認してほしい。

出発地手段所要時間費用目安(片道)
東京飛行機(羽田→高松)フライト約1時間15分LCC 5,000円〜/JAL・ANA 19,000円〜
東京新幹線(東京→岡山→マリンライナー)約3時間30分〜4時間指定席 19,280円
東京夜行バス約10〜12時間5,000〜8,000円(要確認)
大阪(新大阪)新幹線+マリンライナー(岡山乗り換え)約1時間55分指定席 7,780円
大阪高速バス約3時間20分3,000〜5,000円
福岡高速バス約5〜6時間5,000〜7,000円(要確認)

高松空港からのリムジンバスは高松駅まで約45分・片道1,000円(小学生500円)。乗車時に整理券を取り、下車時に精算する後払い制。東京からは飛行機が時間・費用のバランスで有利になりやすい。

半日・1日のモデルコース

1店あたり1玉に抑えれば、1日4〜5軒は無理なく食べられる。郊外店はレンタカーかうどんタクシーが前提。

半日コース(3〜4店舗):初めての人に推奨

午前に集中して回り、午後は栗林公園などの観光に当てる。初日の計画として組みやすい。

  • 06:00 うどんバカ一代(高松市街)で朝食・釜バターうどん
  • 08:30 がもううどん(坂出)到着・かけうどん小
  • 10:00 山越うどん(綾川町)・かまたま1玉
  • 13:00以降 栗林公園(Ritsurin Garden)など市内観光

1日フルコース(5店舗):うどん重視プラン

朝6時スタートで西方面まで足を伸ばすルート。レンタカーかうどんタクシーが前提。

  • 06:00 うどんバカ一代(高松市街)で1杯目
  • 08:30 がもううどん(坂出)
  • 10:00 山越うどん(綾川町)
  • 12:00 わら家(屋島)※営業再開後。または高松市内の別店舗
  • 14:00 長田うどん in 香の香(善通寺)
  • 16:30 高松市内に戻る

費用目安と当日の準備

うどん自体は1日1,500〜2,000円と安い。旅のコストのほとんどは交通費・宿泊費が占める。

項目費用目安
うどん1杯(セルフ・かけ)180〜400円
かまたまうどん(山越)350〜650円(玉数による)
1日の食費(4〜5軒)1,000〜2,000円
うどんタクシー(1時間)5,400円(1台)
レンタカー(1日)4,000円〜(車種・時期による)
宿泊(高松市内・1泊)5,000〜10,000円(要確認)
空港リムジンバス(片道)1,000円

当日持参するもの・注意点

セルフ店は現金払いが基本。以下を準備しておくと現地でスムーズに動ける。

  • 現金(小銭・1,000円札多め):セルフ店の多くは現金のみ
  • 各店の営業時間を事前にスクショ保存:電波の届かない郊外もある
  • 日曜・月曜は定休の店が多い:曜日を必ず確認
  • 12:00以降に郊外店へ向かうのは避ける:玉切れ・閉店のリスクが高い
  • 訪問前に公式サイトか電話で最新情報を確認:臨時休業が入ることがある

まとめ

店のタイプ・移動手段・時間帯を把握して計画を立てれば、初めてでも香川うどん巡礼は難しくない。

  • 朝9時スタートを基本とし、遅くとも午前中には全店回り終える計画を立てる
  • 郊外の名店(山越・がもう・長田)へはレンタカーかうどんタクシーが現実的
  • 初めての1軒目はうどんバカ一代(朝6時〜・高松市街)が入りやすい
  • 日曜・月曜・水曜は定休の店が多い。訪問日の曜日を先に確認する
  • 各店の最新情報(営業時間・休業)は訪問前に公式サイトか電話で必ず確認する