函館 車なし 1泊2日ガイド|市電・バスで行ける主要スポットとモデルコース

函館を車なしで楽しむ1泊2日モデルコース。市電1日乗車券の使い方、函館山夜景・朝市・五稜郭・金森赤レンガ倉庫へのアクセス・料金・混雑回避のコツを解説。

この記事で分かること

  • 函館市電(路面電車)1日乗車券の料金・IC対応・購入方法
  • 函館朝市・金森赤レンガ倉庫・元町・五稜郭・函館山ロープウェイへの行き方と所要時間
  • 1泊2日モデルコース:Day 1 ベイエリア&夜景 / Day 2 五稜郭&湯の川温泉
  • 宿泊エリア比較:函館駅周辺 vs 湯の川温泉
  • 東京・大阪からのアクセス(新幹線・飛行機)と函館空港→市内の移動方法

函館は車なしで主要スポットをまわれる

函館の観光地は市電(路面電車)沿線に集中しており、車がなくても1泊2日で主要スポットを効率よく回れる。函館朝市・金森赤レンガ倉庫・元町・函館山ロープウェイはいずれも市電の徒歩圏内にある。五稜郭も市電で一本のアクセスだ。

北海道は広大で「車がないと観光できない」というイメージがある。しかし函館市内は例外で、路面電車が観光の動線をほぼカバーしている。湯の川温泉も市電の終点にあり、1日乗車券を使えば移動コストをほぼ定額に抑えられる。

函館へのアクセス — 主要都市別まとめ

東京からは「飛行機」か「北海道新幹線+はこだてライナー」の2択。飛行機は時間効率が高く、LCCを使えば料金でも優位になる。大阪・名古屋からは飛行機一択になる。

出発地手段所要時間(目安)目安料金(片道)到着地
東京(羽田)飛行機(ANA/JAL)約1時間20〜25分約7,000〜30,000円(時期による)函館空港
東京(羽田)LCC(Peach等)約1時間20〜25分約4,000円〜函館空港
東京(東京駅)北海道新幹線+はこだてライナー約4時間30分〜5時間約23,000〜26,000円(通常期)函館駅
大阪(伊丹/関空)飛行機約1時間40分約10,000〜25,000円函館空港

情報

北海道新幹線は新函館北斗駅まで。そこから「はこだてライナー」(在来線快速)に乗り換えて函館駅まで約15〜22分かかる。乗り換え時間を含めると東京〜函館の合計は4時間30分〜5時間程度。時間を重視するなら飛行機、交通費を新幹線のポイントや割引でまかなえるなら新幹線を検討したい。

函館空港から市内へのアクセス

函館空港から函館駅前まで空港シャトルバスで約25〜30分。湯の川温泉エリアはバスで約10分と近く、湯の川温泉に宿泊する場合は空港からの移動が非常に楽になる。

目的地手段所要時間料金
函館駅前空港シャトルバス約25〜30分約310円(要確認)
湯の川温泉バス約10分約200円(要確認)
五稜郭公園前空港シャトルバス(経由)約15〜20分要確認

函館市電(路面電車)の乗り方と1日乗車券

函館市電は函館駅前〜湯の川(東側)と、十字街〜函館どつく前・谷地頭(西側)を結ぶ路面電車。主要な観光地はすべてこの路線沿いにあり、車なし旅行の中心となる移動手段だ。1日乗車券を3〜4回使えば元が取れる。

通常運賃と1日乗車券の料金

1乗車250〜300円で、複数の1日乗車券が用意されている。市電を3回以上乗る予定なら1日乗車券が有利になる。

種類大人料金小児料金備考
通常運賃250〜300円(区間による)130〜150円ICカード・現金利用可
市電1日乗車券(冬期)1,200円600円11月上旬〜4月上旬
市電1日乗車券(夏期)1,600円800円4月中旬〜11月上旬
市電・バス共通1日乗車券1,600円800円スマホ購入のみ(DohNa!!)
市電・バス共通2日乗車券2,600円1,300円スマホ購入のみ(DohNa!!)

ポイント

市電1日乗車券は冬期(11月〜4月上旬)なら大人1,200円。スマートフォンアプリ「DohNa!!」でもデジタル乗車券として購入できる。IC カードは通常運賃での1乗車には使えるが、1日乗車券のフリーパス機能には対応していない点に注意。

主要電停と最寄り観光スポット

函館駅前を起点に、各スポットへの電停と徒歩時間を確認しておくと乗り降りがスムーズになる。

電停名最寄りスポット徒歩時間
函館駅前函館朝市、JR函館駅朝市まで徒歩約3〜5分
末広町金森赤レンガ倉庫、函館ベイエリア徒歩約5分
十字街元町エリア(西洋館・教会群)、八幡坂徒歩約5〜10分
十字街(→ロープウェイ山麓駅)函館山ロープウェイ十字街から徒歩約10分
五稜郭公園前五稜郭公園、五稜郭タワー徒歩約10〜15分
湯の川湯の川温泉エリア徒歩約5〜10分(各旅館による)

1泊2日モデルコース — 車なし完全プラン

Day 1はベイエリア〜元町〜函館山夜景の「函館らしい景観」を中心に。Day 2は五稜郭で歴史に触れ、湯の川温泉で締めくくる構成。市電1日乗車券(または2日乗車券)を使えば移動コストを定額に抑えられる。

Day 1: 函館朝市・ベイエリア・元町・函館山夜景

Day 1は函館駅を拠点に、朝から夕方まで歩いて回れる範囲に絞っている。夜景はDay 1の締めとして組み込む。

函館朝市の海鮮丼(イカ・いくら)
函館朝市名物の海鮮丼。イカは函館の名産で、活イカ丼が食べられる店も多い
時間スポット所要時間交通・備考
6:00〜7:30函館朝市約1〜1.5時間函館駅から徒歩約3分。海鮮丼・イカ刺しが定番。5〜12月は5時から開場
9:30〜11:30金森赤レンガ倉庫・函館ベイエリア約2時間市電「末広町」下車、徒歩約5分。赤レンガ4棟・約50店舗。港沿いの散策も楽しめる
12:00〜13:00ベイエリアでランチ約1時間海鮮・洋食・カフェが周辺に集中している
13:30〜15:30元町エリア(西洋館・教会群・八幡坂)約2時間市電「十字街」下車。旧函館区公会堂・ハリストス正教会・八幡坂を徒歩で巡る
16:00〜17:30ホテルチェックイン・休憩函館駅周辺または湯の川温泉に宿泊の場合、夜景前に一度休憩できる
日没後函館山展望台(ロープウェイ)約1.5〜2時間市電「十字街」下車、徒歩約10分でロープウェイ山麓駅へ。往復1,500円(大人)
函館・金森赤レンガ倉庫の外観
明治時代の倉庫を改装した金森赤レンガ倉庫。4棟に約50店舗が入る
函館・八幡坂から港と函館湾を望む
八幡坂から海に向かって延びる坂道。晴れた日は津軽海峡まで見渡せる

Day 2: 五稜郭・湯の川温泉

Day 2は歴史スポット(五稜郭)と温泉で旅を締めくくる。湯の川温泉は函館空港にも近いため、帰路との組み合わせがしやすい。

時間スポット所要時間交通・備考
9:00〜11:30五稜郭公園・五稜郭タワー約2〜2.5時間市電「五稜郭公園前」下車、徒歩約10〜15分。タワー料金:大人1,200円(2025年4月改定)
12:00〜13:00五稜郭エリアでランチ約1時間五稜郭公園前周辺にカフェ・レストランあり
14:00〜16:00湯の川温泉(日帰り入浴)約1.5〜2時間市電「湯の川」下車、徒歩約5〜10分。日帰り入浴を受け付けている旅館が複数ある
16:30〜函館空港 or 函館駅へ移動湯の川から函館空港まで車で約5分、バスで約10分。函館駅前まで市電で約25〜30分
五稜郭タワーから見下ろした五稜郭の星形の堀
五稜郭タワー(高さ107m)から見る五稜郭。星形の堀と緑が一望できる

主要観光スポットの料金・営業時間まとめ

函館の主要スポットは営業時間・料金がそれぞれ異なる。特にロープウェイは季節によって営業終了時刻が変わるため、訪問前に公式サイトで確認しておきたい。

スポット営業時間料金(大人)最寄り電停
函館朝市5:00〜14:00頃(5〜12月)/ 6:00〜14:00頃(1〜4月)入場無料(飲食・買い物は各店舗による)函館駅前(徒歩3分)
金森赤レンガ倉庫9:30〜19:00頃(要公式確認)入場無料(ショッピング・飲食は別途)末広町(徒歩5分)
函館山ロープウェイ10:00〜22:00(4/25〜10/15)/ 10:00〜21:00(10/16〜4/24)往復1,500円十字街から徒歩約10分
五稜郭タワー8:00〜19:00(4/21〜10/20)/ 9:00〜18:00(10/21〜4/20)1,200円(2025年4月改定)五稜郭公園前(徒歩15分)
五稜郭公園通年(自由散策)入場無料(タワーは別途)五稜郭公園前(徒歩15分)

宿泊エリアの選び方 — 函館駅周辺 vs 湯の川温泉

函館の宿泊エリアは大きく2択。観光の動線を優先するなら函館駅周辺、温泉体験を重視するなら湯の川温泉が向いている。どちらも市電でアクセスできるため、1泊2日なら宿泊エリアによって行き先の優先順位が変わる。

エリア特徴向いている人注意点
函館駅周辺朝市・ベイエリア・元町が歩いてアクセスできる。ビジネスホテルから観光ホテルまで幅広い選択肢がある観光効率を重視したい人、朝市に早朝から行きたい人温泉旅館は少ない。函館空港からはバスで25〜30分かかる
湯の川温泉函館空港から近い(バス約10分)。温泉旅館が多く、日帰り入浴を受け付けている施設もある温泉体験を旅のメインにしたい人、空港アクセスを重視する人朝市・ベイエリアへは市電で20〜25分かかる

情報

湯の川温泉には源泉かけ流しや最上階露天風呂を持つ旅館が複数ある。湯元啄木亭・ヒューイットリゾートなどは日帰り入浴にも対応しており、宿泊しなくても Day 2 の午後に立ち寄ることができる。

函館山夜景を混雑なしで見るコツ

函館山の夜景は世界三大夜景のひとつとして知られ、ロープウェイが混雑する時間帯は日没後の約30分がピーク。時間をずらすだけで待ち時間を大きく減らせる。

ロープウェイ山麓駅は市電「十字街」電停から徒歩約10分。ゴールデンウィーク・夏休み・紅葉シーズン・年末年始は特に混雑し、下山待ちで1時間以上になることもある。日没の1時間後以降に向かうと、混雑が和らいでいることが多い。

ポイント

函館山展望台へはロープウェイのほかに登山バスでのアクセスも可能(運行期間・時刻は要確認)。季節や時間帯によってはバスの方が待ち時間を短縮できる場合がある。

まとめ

函館は北海道の中でも例外的に、車なしで主要観光地をまわりやすい都市だ。市電1日乗車券を活用すれば、ベイエリア・元町・函館山・五稜郭・湯の川温泉をひとつの流れでつなぐことができる。

  • 市電1日乗車券は冬期1,200円・夏期1,600円(3〜4回乗れば元が取れる)
  • 函館朝市は5〜12月なら5時から開場。早起きが観光効率を上げる鍵になる
  • 函館山夜景は日没1時間後以降に向かうと混雑を避けやすい
  • 宿泊は観光効率重視なら函館駅周辺、温泉体験重視なら湯の川温泉が向いている
  • 東京からは飛行機が時間・コストともに有利(LCCで片道4,000円〜)